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プロテクト乳酸菌の特徴は

プロテクト乳酸菌とは

正式名称はラクトバチルス・ペントーサス・S-PT84株です。大手飲料メーカーであるサントリーが京都の伝統的な漬物「柴漬け」から発見分離しました。

サントリーはそれ以前からより免疫力を高める作用の強い乳酸菌を探し、味噌や漬物などに含まれる植物性乳酸菌にスポットを当てて研究を続けていました。
そして7年の研究の末に発見したのがS-PT84株です。

柴漬けと言っても私たちが普段食べているものの多くは乳酸発酵させずに調味液に漬けただけの浅漬けタイプです。プロテクト乳酸菌は京都で昔ながらの伝統的な製法で乳酸発酵させた柴漬けに生息しています。
1000株以上の植物性乳酸菌の中から免疫力を高める働きが強い菌株として選び出されました。数ある乳酸菌の中でも特にウイルスなどの病原体から守る力が強いことから、プロテクト乳酸菌と呼ばれています。

プロテクト乳酸菌の特徴

生命力が強い

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プロテクト乳酸菌を含む植物性乳酸菌の大きな特徴の一つが生命力の強さです。激しい温度変化に晒され、栄養が乏しく、酸や塩分がある環境で生き抜いてきた植物性乳酸菌はとにかくタフです。
牛乳などの動物の乳に生息する動物性乳酸菌とは違って、植物性乳酸菌は酸に強い性質を持っています。そのため酸に弱い多くの乳酸菌が胃酸や胆汁酸で死滅してしまうのに対して、植物性乳酸菌は消化液に対して強い耐性を持ち、胃酸や胆汁酸に負けることなく生きて腸まで届きます。そして腸の中で長く活動することができるのです。

細胞壁が厚い

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もう一つの大きな特徴が細胞壁の厚さです。
乳酸菌やビフィズス菌は外側を一つの層からなる細胞壁によって細胞全体を包み込んでいます。この細胞壁があるおかげで細胞の中身が漏れ出すことなく保持することができます。
細胞壁の割合は菌によって異なりますが、「細胞壁の割合が多い=厚い細胞壁」に覆われているほど細胞の中身を守る力が強いということになります。プロテクト乳酸菌は、ぶ厚い細胞壁に守られています。その厚さはおよそ60ナノメートル以上、他の乳酸菌とは比較にならないほどの厚さです。

【厚い細胞壁のメリット】
では厚い細胞壁にはどのようなメリットがあるのでしょうか? 一つは菌の中身を保持できる力が強いため、菌体が消化酵素などで破壊されることなく腸まで届いて作用する点です。
もう一つは免疫力を高める力です。実は細胞壁が厚いことで免疫細胞を活性化する成分の量が多くなり、より免疫力を高める力が強くなるのです。
プロテクト乳酸菌のどの部分が免疫力向上の効果に繋がっているのかそれぞれのパーツに分けて調べたところ、細胞壁が最も免疫力を活性化する力が強いことが分かりました。

厚い細胞壁をさらに強化したのがプロテクト乳酸菌

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プロテクト乳酸菌が凄いのはそれだけではありません。
細胞壁が厚いほどに免疫力を高める効果が強い、それならばもっと厚くすることはできないのか? このような発想から研究が重ねられてきました。

そしてついにより高い効果を得る独自の製法が開発されました。S-PT84株がもともと持つ厚い細胞壁をさらに育てることで免疫力を活性化させる成分も2倍になります。こうしてS-PT84株を強化して完成したのがプロテクト乳酸菌です。
厚い細胞壁は消化液に対してもより強い耐性を発揮します。従来の植物性乳酸菌よりも胃酸や消化酵素によって破壊されにくく、菌体をしっかりと維持したまま腸まで届いて作用します。他の乳酸菌にはない細胞壁の厚みこそがプロテクト乳酸菌の力の源だったのです。

プロテクト乳酸菌の効果

プロテクト乳酸菌はこれまでの研究で以下の効果が認められています。

免疫力を高める

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プロクテクト乳酸菌は免疫細胞を活性化させる力が強いことが分かっています。

私たちの腸内には体全体の約7割もの免疫細胞が集まっていて、その中でも司令官の役割を果たし、各免疫細胞をコントロールしているのがヘルパーT細胞です。
このヘルパーT細胞にはTh1とTh2があり、そのうちTh1は体内に侵入したウイルスや細菌を捕食するマクロファージなどの細胞性免疫を担当しています。

プロテクト乳酸菌はTh1を活性化する物質を多く作ることが分かっています。さらに体内を常にパトロールして侵入してきたウイルスを発見して殺菌したり、がん細胞を融解して取り除くNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させることも分かっています。

プロテクト乳酸菌が腸に届くことで免疫細胞が刺激されて、マクロファージや免疫反応を調整している樹状細胞が活性化されます。さらにその情報が伝わることで司令官であるTh1も活性化し、Th1から指令が届くことでNK細胞も活性化するという仕組みです。
サントリーがヒトを対象に行った試験ではTh1とNK細胞どちらも活性化することが認められました。

【免疫力を高める効果を調べた試験】
30~60代の男女25名を対象に行った試験では、偽薬を摂るグループ、プロテクト乳酸菌5億個を摂るグループ、15億個を摂るグループに分けて、それぞれ2週間摂ってもらいました。
その結果、プロテクト乳酸菌を15億個摂ったグループではNK細胞が活性化することが確認されました。さらにプロテクト乳酸菌を摂った二つのグループでは、ウイルスへの抵抗力を示すインターフェロン-αの産生量が増加し、5億個摂ったグループよりも15億個摂ったグループのほうが増加量が多いことが確認されました。

インフルエンザのリスクを下げる

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免疫細胞を活性化するプロテクト乳酸菌は、インフルエンザウイルスに対しても効果を発揮します。インフルエンザを予防するためにはワクチン接種が有効ですが、高齢者ほど体内で抗体の量が十分に作られない傾向にあります。

【インフルエンザへの効果を調べた試験】
そこでマウスを使った試験で、プロテクト乳酸菌をワクチン接種前から摂ると、体内で作られる抗体の量にどのような変化があるのか調べました。
試験では20匹の高齢マウス(14ヶ月齢)にインフルエンザワクチンを3週間間隔で2度摂取させ、そのうち半分のマウスにはプロテクト乳酸菌を10億個または30億個混ぜた飼料を与えました。2週目のワクチン接種の2週間後と4週間後には採血を行い、血清に含まれる抗体量を調べました。

その結果、プロテクト乳酸菌を与えたマウスは与えなかったマウスと比べて、抗体の量が増加してワクチンの効果が増強する傾向があることが確認されました。

さらに若いマウスでも同様の効果を得られることが分かっています。若いマウス12匹(16週齢)を2つのグループに分けてインフルエンザワクチンを3週間間隔で2回摂取させ、一方のグループにはプロテクト乳酸菌を10億個含む飼料を与えました。
その後、高齢マウスに行ったのと同じように採血を行い抗体量を調べました。その結果、プロテクト乳酸菌を与えたグループでは与えていないグループと比べて、抗体の量が増加することが確認されました。

このような試験結果から、インフルエンザワクチンを接種する前からプロテクト乳酸菌を摂ることでワクチンの効果が高まり、インフルエンザの感染リスクが低下し、発症したとしても症状を緩和する効果が期待できます。

ウイルスへの抵抗力を高める

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プロテクト乳酸菌は免疫細胞を活性化することでウイルスに対する抵抗力を高める作用があることが分かっています。30~60代の男女にプロテクト乳酸菌を1日15億個摂ってもらったところ、ウイルスに対する抵抗力が上昇することが確認されました。

ストレスによる免疫力低下を抑える

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多忙な生活を送る現代人は仕事や家事の疲労、人間関係によって常に強いストレスに晒されています。過度なストレスは免疫力の低下に繋がりますが、プロテクト乳酸菌はストレスによる免疫力低下を改善する効果があることが分かっています。
ストレス負荷を与えたマウスを使った試験では、プロテクト乳酸菌を1日1億個与えることでNK細胞がどれだけ働いているかを示すNK活性が上昇し、ストレスをかけていないマウスと同じ程度の免疫力が維持されることが確認されました。

アレルギー症状を緩和

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アレルギー症状は免疫反応の異常が原因で発生しますが、プロテクト乳酸菌はアレルギーの症状を緩和する効果があることが分かっています。マウスにアレルギー症状を誘発させた試験では、プロテクト乳酸菌を1日10億個与えることでアレルギーに対する抗体量が増えることが確認されました。

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